SNSやネットで話題の「MBTI診断」ですが、やるたびに違う結果が出たり自分に合わないと感じたりする人も多いのではないでしょうか?MBTI診断は正しい方法で受けないと、正確なタイプがわからない場合もあるため注意が必要です。そこでこの記事では、MBTIタイプが定まらない原因と解決方法を解説します。
さらに、正確なMBTIタイプを見つける方法や信頼性の高い診断ツールと専門家による診断を受けるメリットも紹介します。この記事を読めば、
自分のMBTIタイプを正しく把握できるようになるため、ぜひ参考にしてみてください。

三神勇治(INTJ)株式会社Ikigai代表取締役社長
Brain16講師。心理分析・コーチング実績1,500件以上。
開成中学・高校、東京大学経済学部卒業。在学中に3度起業し、1社を事業継承。その後、瞑想会社のコンテンツ責任者、ベンチャー企業の人事責任者を務めた後に再度起業。インドへの訪問と3年の瞑想修行を経て気導師となる。現在はその知見を活かし、多くの経営者やビジネスマンのコーチング、研修を行う傍ら、AIによるコーチングサービスの開発を行っている。
本当のMBTIタイプがわからなくなる理由

MBTI診断を行っても毎回結果が違う、または自分に当てはまらないと感じる理由はいくつかあります。この章では、MBTIタイプがわからなくなる主な原因を見ていきましょう。
やる度に違う16タイプが出る
MBTI診断をするたびに異なるタイプが表示される場合、回答の仕方に一貫性がない可能性もあります。また、使用したのが無料のMBTI診断ツールの場合は、精度が低いことも原因のひとつです。無料のツールは設問の数が少なかったり、質問内容が曖昧だったりする場合もあります。
さらに、MBTI診断は性格の傾向を測るものであり、一時的な感情や状況の影響を受けやすい点も考慮しましょう。
自分に当てはまらないタイプが出た
診断結果に納得がいかない場合、回答の仕方に問題があるかもしれません。例えば、「自分はもっと社交的なタイプだ」と思い込み、自分らしくない回答を選ぶことがあります。
また、質問内容を深読みしすぎると、結果が自分と一致しなくなる傾向にあります。質問に対して素直に答えることが、正確なタイプを見つけるポイントです。
さらに、他人と自分を比較しすぎて自己認識のズレが生じるケースもみられるため、回答する際は気をつけましょう。
理想とする16タイプじゃなかった
MBTI診断の結果が自分の期待するタイプと異なると、違和感を覚えることがあります。このような場合、「リーダータイプ」や「創造的なタイプ」など、自分がなりたいイメージを優先してしまうことが原因です。
MBTIは現在の自分を客観的に分析するツールのため、理想像ではなく、現実の自分を受け入れる必要があります。
周囲の期待に応えるために「こうあるべき」と思って回答すると、結果が自分と合わない場合もあるため注意が必要です。MBTI診断は、自分自身をよく理解するためのツールであることを忘れないようにしましょう。
毎回MBTIタイプが変わる原因

MBTIタイプが安定しない背景には、回答の仕方や環境要因が関係しています。この章では、タイプが変わる主な原因を解説します。
今の自分の考えをもとに回答している
MBTI診断の際は、多くの人が現在の状況や感情に影響を受けて回答するため、診断結果が一貫しない傾向にあります。例えば、ストレスが多い時期には「内向的」、リラックスしているときには「外向的」と答えるケースもみられます。
MBTI診断を正確に行うためには、一時的な感情に左右されないことが重要です。過去の自分や長期的な傾向を振り返りながら回答するよう心がけましょう。
また、「自分がどう感じたいか」ではなく、「実際の自分がどう行動しているか」を基準にすることがポイントです。
直感的に答えていない
MBTI診断は、直感的に答えることで正確性が増します。質問を深く考えすぎると、自分本来の性格や行動パターンが反映されにくいため注意が必要です。
例えば、「週末は一人で過ごしたい」と思うときは一時的な感情なのか通常なのかを迷ってしまうと、結果に間違った影響を与えてしまいます。
MBTI診断をする際は直感的な回答ができるよう、リラックスした状態を心がけるとよいでしょう。
自分の理想を含めている
診断時に「こうありたい」という理想像を含めて回答してしまうと、結果が実際の自分と異なってしまいます。例えば、「人前で堂々と話したいから外向的なタイプ」と考えた場合、現実の性格が正確に反映されません。
MBTI診断は、自分をより深く知るためのツールです。理想像を持つのは大切ですが、診断時は現実の自分を優先しましょう。
また、理想と現実のギャップを理解することで、自己成長のヒントを得られる可能性もあります。
自分の真のMBTIタイプを見つける方法

MBTI診断の結果に納得がいかない場合、自分の本当のタイプを見つける方法を試してみましょう。ここからは、公式診断や自己分析、専門家のカウンセリングを活用する方法について解説します。
公式MBTI診断の受け方
MBTI診断の公式サイトや認定機関が提供する診断ツールは設問数が多く、信頼性が高いのが特徴です。有料ではありますが、正確な結果を得たい場合は公式診断を受けることをおすすめします。
また、公式診断はプロのカウンセラーが診断するため、自分の性格傾向を深く理解する助けになります。
公式診断を受ける際は、リラックスした状態で正直に回答することが重要なため、結果に焦らずじっくりと向き合いましょう。
自己分析によるタイプ特定の手順
自己分析を通じてMBTIタイプを見つける方法もあります。自己分析する際は日常生活での行動パターンや、どのような状況でストレスを感じるかを記録し、MBTIの各タイプの特徴と照らし合わせてみましょう。
例えば、「初対面の人と話すのが苦手」と感じる場合は内向型の可能性が高いです。また、細かい計画を立てるのが好きなら計画型(J)の傾向があるかもしれません。
時間をかけて自分を観察することで、より正確なMBTIタイプに近づけます。
専門家のカウンセリングを利用する
MBTI診断を深く理解するためには、専門家のカウンセリングを受けるのも効果的です。プロのカウンセラーは、診断結果の背景や性格傾向を詳しく説明してくれるため、自分一人では気づけないポイントもわかります。
特に、MBTIを活用したキャリア相談や人間関係のアドバイスを受けると、実生活での活用方法が広がります。
専門家のサポートを受けることで、自己理解を深めるだけでなく、目標達成に向けた具体的なアクションプランを立てられるでしょう。
MBTIタイプがわからない人におすすめの診断ツール

MBTI診断を正確に行うためには、信頼性のあるツールを使うことが大切です。この章では、おすすめの診断ツールを3つご紹介します。
簡易版MBTI性格診断ツール(全20問)
短時間で診断を受けたい方には、簡易版のMBTI性格診断ツールがおすすめです。簡易版の設問数は少ないですが、基本的な性格傾向を把握できます。
ただし、簡易版はあくまで参考程度と考え、より詳細な診断を希望する場合は公式ツールを利用するのがおすすめです。
また、簡易版を複数回試すことで、自分の傾向をより明確にできます。
公式16タイプ性格診断
MBTIの公式16タイプ性格診断は信頼性と精度が非常に高いツールで、プロのカウンセラーが監修しているため診断結果の解説が丁寧です。
料金がかかる場合もありますが、本気で自己分析をしたい方には非常におすすめです。また、公式診断を受けることで、自分の性格傾向をさらに深く理解できます。
公式診断はオンラインでも利用可能なので、手軽に試せるのも魅力です。
MBTI診断の信頼性と精度を高める方法

診断結果の信頼性を高めるには、いくつかのポイントを押さえることが重要です。この章では、正確な診断結果を得るための方法を解説します。
正直に回答する
MBTI診断時には正直な回答をするのが基本であり、自分をよく見せようとしたり理想的な回答を選んだりすると、正確な結果が得られません。
また、質問内容に迷った場合は、過去の経験や普段の行動を振り返ると良いでしょう。正直に答えることで、より自分に合ったタイプが見つかります。
一貫した環境でテストを受ける
診断をする際はなるべく同じ環境で、周囲のノイズやストレスが少ない場所を選んで、集中して回答しましょう。
環境要因が診断結果に影響を与えることがあるため、静かで落ち着いた場所で診断を行うことをおすすめします。
本当の16タイプを確かめよう

MBTI診断は自分を理解するための強力なツールですが、正確な診断結果を得るためには、正しい方法で質問に回答する必要があります。
今回の記事を参考に、ぜひ自分の真のMBTIタイプを見つけてください。そして、その結果を活用して、自己成長や人間関係の向上に役立てましょう。
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